派遣社員は面談で転職理由を聞かれる?答える時の5つのポイント!
「派遣社員は転職理由を聞かれるの?」
「転職理由はどう答えればいいの?」
と思っている人もいるでしょう。
そこでこの記事では、派遣社員は転職理由を聞かれるのかを解説していきます。また、転職理由を答える時のポイントも併せてお伝えします。
転職理由によって相手に与える印象が大きく変わるため、合否に影響します。なので、就職する上で重要な要素となります。
「自分の希望する職場に就職したい」と思っている人は、ぜひ参考にしてください。
目次
派遣社員も転職理由を聞かれる場合がある
結論からお伝えすると派遣社員も転職理由を聞かれる場合があります。
「派遣社員には面接がないから、いつ聞かれるの?」と思う人もいるかもしれません。確かに派遣社員には、面接はありません。
しかし、代わりに派遣会社との「面談」や派遣先との「顔合わせ」があります。この時に、転職理由を聞かれる場合があります。
転職理由が聞かれる主な理由は、「すぐに辞めないか?」「新しい職場との相性は良いか?」を判断するためです。
「派遣社員だから、転職理由は準備しておかなくてもいい」と思っていると、派遣会社や派遣先に悪い印象を与えてしまうかもしれません。
そのため、面談や顔合わせに備えて、転職理由を答えるポイントを押さえておきましょう。どんな転職理由があるのかは、次の章で紹介していきます。
厚生労働省の調査で判明した主な転職理由
厚生労働省が行った「令和2年雇用動向調査結果の概況」を元に、主な転職理由を紹介します。
- 収入が少なかった
- 定年・契約期間の満了
- 会社都合
- 介護・看護
- 定年・契約期間の満了
- 職場の人間関係が好ましくなかった
- 定年・契約期間の満了
- 出産・育児
- 労働条件が悪かった
- 会社の将来が不安
- 能力・個性・資格を生かせなかった
- 仕事内容に興味が持てなかった
ただし、転職理由を答える時には、ポイントがあります。詳しくは次章で紹介します。
面談や顔合わせで転職理由を答える時の5つのポイント
面談や顔合わせで転職理由を答える時の5つのポイントは、以下の通りです。
- 前向きに伝える
- 自分以外の事情は正直に伝える
- 表情や声のトーンを明るくする
- 熱意や意欲をアピールする
- 応募した求人に関するスキルや経験を話す
それぞれ解説していきます。
前向きに伝える
転職理由は、前向きに伝えましょう。
「前の仕事に飽きてしまった」「育児が大変になってきたから」と後ろ向きに伝えると「この人はすぐ辞めてしまうかもしれない」と相手に悪い印象を与えかねません。
「より広い業務を行いたく、転職をすることにしました」「貴社なら仕事と育児の両立ができると考えて応募しました」と前向きに言い換えて伝えるようにしましょう。
自分以外の事情は正直に伝える
中には、「家族の介護が必要になった」「前職の会社が倒産してしまった」など、前向きに伝えづらい転職理由もあるでしょう。
その場合は、無理に前向きに伝えずに正直に話しましょう。本人に責任がない場合、相手も「それはしかたないですね」と納得する場合が多いです。
表情や声のトーンを明るくする
転職理由を語る際には、場の雰囲気が暗くならないように、表情や声のトーンを明るくする
のがポイントです。暗い表情や声のトーンで話すと相手に「この人は元気がない・やる気がない」と思われてしまう恐れがあるためです。
ただし、無理に笑ったり、明るすぎたりすると「ふざけている」という印象を相手に与えかねないので、加減はしましょう。
熱意や意欲をアピールする
転職理由を聞かれた際は、「自分のスキルをもっと活かしたい」「会社により貢献したい」と熱意や意欲をアピールするようにしましょう。
熱意や意欲をアピールすると派遣会社の担当者や派遣先の人に良い印象を持ってもらいやすくなります。
なお、正社員を目指せる紹介予定派遣を検討している場合は、「業務範囲の広さ」や「主体性」をアピールすると採用される可能性が高まります。これは、正社員は「業務範囲の広さ」や「主体性」が派遣社員以上に求められることが多いためです。
応募した求人に関するスキルや経験を話す
応募した求人に関するスキルや経験を伝えられると説得力がより増します。「Excelは得意なので、業務を効率的にこなせます」「仕組みを改善してコストを削減しました」など、具体的な事例があれば、伝えましょう。
派遣社員には、業務を遂行できるスキルや経験を求められるため、応募した求人に関するスキルや経験を話せると良いでしょう。
なお、転職回数が多いと「またすぐに辞めてしまわないか?」と思われやすいので、これまでの職場で得たスキルや経験をアピールするようにしましょう。
派遣社員が転職理由を答える際のNGな4つの回答
派遣社員が転職理由を答える際のNGな回答もあるので、避けるようにしましょう。主に以下の4つがあります。
- 前職の批判
- 待遇ばかり求める
- 派遣社員を軽く見た発言
- 自分の要望ばかり話す
それぞれ解説していきます。
前職の批判
前職の批判は避けましょう。例えば、「上司が本当にイヤな人でした」「職場の人間関係が悪かった」と言うとします。すると、「会社に対して不満を持ちやすいタイプなのか?」「忍耐力があまりない人なのか?」と相手に不信感を与える恐れがあります。
仮に前職の環境が悪くても、お世話になった前職での批判は、言わないようにしましょう。
待遇ばかり求める
「給料が高いから決めました」「休みが多いから決めました」と待遇ばかりを転職理由に挙げるのは避けましょう。「待遇だけで選んだ人なのか?」「待遇だけなら自社でなくても良いのでは?」と相手から思われてしまいかねません。
待遇の話ばかりすると、仮に熱意があっても、マイナスの評価を受けてしまう恐れがあります。
上でもお伝えしたように、熱意や意欲を見せる回答を心がけた方が望ましいです。
派遣社員を軽く見た発言
「派遣社員なら難しい仕事をしなくてもいいので」「派遣社員は責任が軽いので」と派遣社員を軽く見た発言も避けましょう。「仕事を甘く見ているのではないか?」と悪い印象を与えてしまうかもしれません。
「自分のプライベートと仕事を両立させたいので、派遣社員を選びました」「未経験からでもこの業種に挑戦してしたいためです」と前向きな形になるように伝え方を工夫しましょう。
自分の要望ばかり話す
「この仕事に興味がある」「自分のスキルを伸ばしたい」と要望を伝えるのは悪いことではありません。しかし、自分の要望ばかり話すのはNGです。
「この人は、自分のことしか考えていないのか?」と思われる恐れがあるためです。会社は利益を追求する組織なので、会社に対して自分がどんな貢献ができるのかを伝えましょう。
派遣社員の転職理由に関してよくある質問と回答
派遣社員の転職理由に関してよくある質問と回答を紹介します。
- 転職理由以外に聞かれることはある?
- 転職理由を伝えなくても良い?
- 契約期間満了は転職理由にしても良い?
- 転職理由がうまくまとめられない場合はどうしたら良い?
ぜひ参考にしてください。
転職理由以外に聞かれることはある?
面談や顔合わせでは、転職理由以外にも、「いつから働けるのか?」「残業は可能か?」など聞かれることがあります。
そのため、事前にいつから働けるのか?どんな働き方をしたいのか?などを考えておきましょう。
転職理由を伝えなくても良い?
質問されなかった場合は、転職理由を自分から言う必要はありません。転職理由を質問された場合のみ答えましょう。
なお、余計なことを言わないように、自分が「言わない方が良い」と思うことは、あらかじめまとめておきましょう。
契約期間満了は転職理由にしても良い?
契約期間の満了を転職理由にしても良いです。可能であれば、「契約を継続しなかった理由」も併せて伝えると相手が納得しやすくなります。
転職理由がうまくまとめられない場合はどうしたら良い?
転職理由がうまくまとめられない場合は、派遣会社の担当者にありのままの転職理由を話して相談に乗ってもらいましょう。
派遣会社の担当者にアドバイスをもらえば、派遣先が納得する転職理由をまとめやすくなります。
まとめ:転職理由を答えにくい場合は派遣会社に相談しよう
派遣社員でも転職理由を聞かれることはあります。転職理由はあなたの印象に大きく影響を与えるため、就職の合否を左右する重要な要素です。
ぜひ、面談や顔合わせの前に考えをまとめていきましょう。
転職理由がうまくまとまらない時は、派遣会社の担当者に相談に乗ってもらいましょう。
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転職理由を質問された場合は、この記事でお伝えしたポイントとNGな回答を把握した上で対応してください。
【転職理由を答える時の5つのポイント】
- 前向きに伝える
- 自分以外の事情は正直に伝える
- 表情や声のトーンを明るくする
- 熱意や意欲をアピールする
- 応募した求人に関するスキルや経験を話す
【NGな回答】
- 前職の批判
- 待遇ばかり求める
- 派遣社員を軽く見た発言
- 自分の要望ばかり話す
転職を成功させて新しい職場で働きましょう。