派遣の正しい断り方は?NGな表現やすぐに使えるモデル文も大公開!
派遣の仕事を探すにあたり、自身の希望と派遣会社に紹介された仕事が合わないケースも少なくありません。
時期やタイミング、派遣先企業の求人状況などによって、派遣会社が紹介できる求人は異なります。
ただし、だからと言って紹介された仕事は必ずしも受けなければならないのでしょうか?
そこでこの記事では、派遣社員としての勤務を検討している人向けに、仕事の正しい断り方を解説します。
すぐに使えるモデル文も紹介していますので、参考にしてみてください。
目次
そもそも派遣会社の仕事は断れる?
さて、派遣会社から紹介された仕事は断れるのでしょうか?
結論から言うと、紹介された仕事は断っても全く問題ありません。
「せっかく紹介してもらえた仕事だから断りづらい……」と無理に引き受けてしまう人もいますが、大前提として自分に合わない仕事は選ぶべきではないでしょう。
自身に合わない仕事では、いざ職場に入ってもうまくいかず、精神的または身体的な負荷がかかる可能性もあります。そうなれば、長期的な勤務は難しいでしょう。
そのため、自身に合わないと思った仕事はしっかりと断り、できるだけ自分の希望に近い仕事を探してみてください。
派遣会社から紹介された仕事の正しい断り方
派遣の仕事が断れるからと言って、どんな断り方をしても良いわけではありません。
正しい断り方ができなければ、相手に納得してもらえないどころか悪い印象を与えてしまうでしょう。
ここからは、仕事の正しい断り方を紹介していきます。
- 断りを入れるタイミングはできるだけ早い段階にする
- 明確かつ正当な理由を伝える
- 派遣会社の担当者にしっかりとお礼を伝えるのがマナー
- 断る上でNGな表現やワードを紹介
それぞれ解説していきます。
断りを入れるタイミングはできるだけ早い段階にする
もし紹介された仕事を断りたい場合は、できるだけ早い段階で断った方が賢明です。悩めば悩むほど、採用の方向で話が進展してしまうからです。
派遣会社は派遣先に良い人材を紹介する役目があります。派遣会社としては、もし断られたとしても、早い段階なら他の人材を探すことで解決できますが、タイミングが遅いと対応が難しくなります。
ですから、紹介された仕事が「自分に合わない」と思った場合、できるだけ早めに断りを入れるようにしましょう。
なお、辞退のタイミングとしては職場見学や顔合わせ後でも問題ありません。十分に検討しながらも早めに決断できるように、派遣会社の担当者と相談もしながら進めていきましょう。
明確かつ正当な理由を伝える
派遣会社へ仕事を断る場合は、必ず正当な理由もセットで伝えましょう。そもそも、理由なしでの断りは基本的なマナーに欠けてしまいます。
理由もなく「できません」と言われると、派遣会社から「自分勝手」と悪い印象に捉えられかねません。
もし、理由がすぐに見つからないのであれば、返事を待ってもらう旨とその返答期限を設定し伝えるようにしましょう。
派遣会社の担当者にしっかりとお礼を伝えるのがマナー
派遣会社の担当者には断りの意思表示とともに、しっかりと感謝を伝えましょう。
紹介された仕事が自身に合わなかったとはいえ、担当者は仕事探しや顔合わせの同席など、時間かけて求職者のサポートしています。
担当者も同じ人間ですから、感謝の気持ちを伝えれば悪い印象を与えるのを避けられます。
また、新たな仕事の紹介にも繋がる可能性があるため、しっかりと感謝の気持ちは伝えてください。
断る上でNGな表現やワードを紹介
紹介された仕事を断るにあたり、断る理由として使う表現やワードには気をつけましょう。
使う表現や言葉次第では、相手を傷つけたり印象を下げたりしかねません。
今後の仕事紹介にも影響が出てしまうので気をつけたいところです。
なお、以下のような表現やワードには要注意。
- 誰も受けない不人気の仕事
- スタッフの態度が不快だから
- センスが合わないダサい派遣先
- ブラック企業な気がする
- オフィスが小さくて古い
- 大企業じゃないから
- この条件は嫌だと伝えたはず、など
上記のような相手を侮辱または否定する表現は、相手と自分のために避けた方が望ましいです。
良い関係を築くことが、お互いの満足度にも繋がりますので、言葉遣いや表現には十分に気をつけましょう。
派遣求人を断る場合の連絡手段は2種類!
派遣会社から紹介された求人を断る場合、どのような連絡手段が正しいのでしょうか?
結論からお伝えすると、以下2種類の方法があります。
- 電話
- メール
順番に解説していきます。
連絡手段①電話
重要な事項に関する連絡手段のマナーとして、最も適しているのは電話です。
派遣会社の担当者と日常的に電話で連絡を取っている場合や、口頭で伝えたい場合には電話を活用しましょう。
また、テキストでは自分の伝えたい内容がしっかりと伝えられない可能性がある場合も口頭での連絡が適しています。
ただし、電話を活用するのであれば、担当者の状況も考えなければなりません。担当者が電話に出られない状況も考慮しつつ、事前に「◯月◯日◯時にお電話できますか?」という形で日程の調整を行なっておくと良いでしょう。
連絡手段②メール
連絡手段の1つとして、メールも活用できます。
担当者とメールでの連絡が多い場合や、派遣会社からメールでの連絡をお願いされる場合にはメールでの連絡が適しています。
担当者が忙しい場合すぐには連絡がもらえないケースがあることは想定しておきましょう。
また、メールでの連絡は一方通行になりやすいため、必要に応じて電話での連絡も取れるようにしておきましょう。
派遣の仕事における断り方のモデル文5選
それでは、具体的にどのような表現で断れば良いのでしょうか?
今回は主な理由を挙げつつ、実際に良い断り方のモデル文を紹介していきます。
- スキルが足りない場合
- 業務や労働条件が合わない場合
- 他の派遣会社の求人に採用された場合
- 他の職種に興味がある場合
- 通勤状況が困難である場合
それぞれ解説していきます。
スキルが足りない場合
素敵なお仕事をご紹介頂き、ありがとうございます。
とても魅力的な仕事内容と感じておりましたが、私の適性や能力が不十分であると痛感いたしましたので、誠に勝手ながら今回は見送らせて頂きたく存じます。
業務や労働条件が合わない場合
素敵なお仕事をご紹介頂き、ありがとうございます。
とても魅力的な職場や仕事内容であると感じておりましたが、自分が希望する労働条件とは若干相違がございました。
そのため、今回は見送らせて頂きたく存じます。
他の派遣会社の求人に採用された場合
素敵なお仕事をご紹介頂き、ありがとうございます。
実を申しますと、先日お伝えしておりました求人から採用のご連絡をいただきました。
ご紹介いただいた求人も魅力的であっただけに、大変申し訳ございませんが、誠に勝手ながら、今回は見送らせて頂きたく存じます。
他の職種に興味がある場合
素敵なお仕事をご紹介頂き、ありがとうございます。
ご紹介頂いたお仕事も大変魅力的ではありましたが、先日〇〇の職種に興味を持ち、〇〇に挑戦したいという強い思いがございます。
つきましては、今回こちらのお仕事は大変申し訳ございませんが、見送らせて頂きたく存じます。
通勤状況が困難である場合
素敵なお仕事をご紹介頂き、ありがとうございます。
大変興味関心の強いお仕事ではありましたが、自宅から勤務地まで〇時間かかるため、就業が困難であると感じました。
そのため、今回は辞退させていただければと思います。
派遣求人を断る上での注意点5つ
最後に、派遣求人を断る上で気をつけたい注意点を5つ紹介します。
- ウソはつかない
- エントリー時と矛盾させない
- 何度も断ってしまうと派遣会社の信頼損失に繋がる
- 採用決定後の断りは厳禁
- 複数の仕事にエントリーしているなら慎重にやりとりする
参考にしてください。
注意点①ウソはつかない
大前提として、仕事を断る理由にウソをついてはいけません。
当たり前のことかもしれませんが「断りたいけど、具体的な理由を思いつかない……」といった場合にはウソの理由を考えることもあるでしょう。
しかし、ウソがバレてしまうと信用を一気に落としかねません。
ですから、言葉は選びつつ自身の思いを正直に伝えるようにしましょう。
注意点②エントリー時と矛盾させない
エントリー時の希望と断る理由に矛盾が生じてしまうと、相手に言い加減な人物であると認識されてしまいます。
派遣会社は、基本的にエントリー時の希望条件を元に、適切な仕事を紹介してくれます。
ですから、理由に矛盾が生じてしまうと、相手の頑張りが水の泡になりますし、仕事を紹介してもらえなくなる可能性もあるでしょう。
エントリー時の希望条件を固めた上でエントリーし、正当な理由があれば断りを入れるようにしてください。
注意点③何度も断ってしまうと派遣会社の信頼損失に繋がる
仕事を断ること自体は問題ないですが、繰り返し断るのは良くありません。
派遣会社からの信頼損失にも繋がるからです。
先ほども述べたとおり、派遣会社は求職者の条件に沿って仕事を紹介しているため、何度も断ると紹介しても意味がないと思われる可能性はあります。
仕事は慎重にエントリーするようにしましょう。
注意点④採用決定後の断りは厳禁
断るタイミングとして、唯一してはいけないのは採用決定後です。採用決定後での断りは、派遣会社だけでなく、派遣先にも迷惑をかけてしまいます。
すると、派遣先の派遣会社に対する信頼関係も崩れかねません。場合によっては、派遣会社から仕事紹介をされなくなるので注意しましょう。
注意点⑤複数の仕事にエントリーしているなら慎重にやりとりする
求人に複数エントリーしている場合、各派遣会社とのやりとりは慎重に行いましょう。
そもそも、求人に複数エントリーすることは法律的には問題ありません。
派遣会社は連絡がなければ、採用の方向で話を進展させていきますので、後々になって大きな問題に発展する可能性も十分に考えられるでしょう。
ですから、複数の求人にエントリーしている旨や進捗状況、採用の可否などは小まめに報告するようにしてください。
まとめ:自分に合わない派遣の案件は丁寧に断りましょう
ここまで、派遣社員としての勤務を検討している人向けに、仕事の正しい断り方を紹介しました。
派遣会社から紹介された仕事を必ず引き受ける必要はありません。しかし、マナーに欠けた断り方は今後の仕事紹介にも大きく響きかねません。
ですから、できるだけ早いタイミングかつ丁寧に断りましょう。
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