派遣社員が辛い人への処方箋!心が壊れる前に試したい方法5つを紹介

派遣が辛い人への処方箋。心壊れる前に試してほしい方法5つ+αを紹介
派遣ノウハウ

「辛くて派遣先に行きたくない……」

「仕事が辛すぎてどうすればいいのか分からない……」

「派遣社員の辛さを軽減する方法を知りたい」

派遣社員として働き始めたのはいいけれど、仕事をしていると、どうしても人間関係や仕事面などで辛く感じてしまうことがあるでしょう。

ときには「このまま続けたら心が病んでしまいそう……」と感じている人もいるかもしれません。

そこで、本記事では、多くの派遣社員を間近で見てきた人材派遣会社の立場から、少しでも辛さが軽減できたり、回避できたりするよう5つの対処法を紹介します。

一読すると、辛い環境から抜け出せる糸口が見つかり、楽しい日常生活を取り戻す一歩を踏み出せるでしょう。ぜひ最後まで読んでみてください。

派遣社員が辛いと感じる理由5つ

派遣が辛いと感じる理由5つ

派遣社員が辛いと感じる理由のなかでも上位を占めているのは、以下の5つです。

  1. 人間関係がうまくいかない
  2. 派遣先によって仕事量が違う
  3. ボーナスや交通費が出ない場合がある
  4. 正社員と同じ仕事をしていても待遇が違う
  5. 3年契約で将来が不安

順番に説明していきます。

①人間関係がうまくいかない

人間関係がうまくいかないと、やりがいのある仕事でも辛いと感じる人もいるでしょう。

たとえば、派遣先によっては、上司の態度が理不尽だったり、正社員の派遣に対する態度が上から目線だったりする場合があります。

数ヶ月で変わっていく派遣社員の名前を覚えるのが面倒とでも言うように「派遣さん」としか呼んでもらえず、一人の人として見てもらえていないと感じる場合もあります。

また「派遣社員と正社員は別」と、見えないラインを引かれて辛くなる人もいるでしょう。

人間関係は上司や正社員だけに限ったことではありません。派遣先が大手企業の場合、別の会社の派遣社員が働いていることもあります。

同社・他社も含め派遣社員同士の関係が良くない場合もあるため、二重苦に陥ることもあるのが辛いところです。

②派遣先によって仕事量が違う

派遣先によって仕事量が違うため、ときには辛く感じる場合もあります。世の中には、派遣社員の働き方を理解している人ばかりではありません。

そのため「正社員が裁ききれない仕事は派遣社員に頼めばやってくれる」と考えている人がいたり、「頼めるものはなんでも頼めばいい」と思っていたりする人もいます。

次から次へと仕事が依頼されるため、勤務時間内に仕事が終わらず「辛い……」と感じる人もいるでしょう。

基本的に、派遣社員は契約外の仕事は引き受けられません。

ですが、頼まれると断りづらく、今後の業務に支障をきたすと考え、ずるずると仕事が増えていくパターンもあります。

逆に、繁盛期が過ぎると、1日の拘束時間が長い割に仕事がさほどない場合もあるでしょう。正社員が忙しすぎて、派遣に仕事を教える時間がない場合もあります。

やっともらえた仕事が、コピーばかりだったりお茶くみだけだったりすると、やる気も半減。やりがいも感じづらいです。

派遣社員の仕事は派遣先により業務内容や仕事量が異なるため、忙しすぎたり時間を持て余しすぎたりして、派遣が辛いと感じる人もいます。

参考:厚生労働省「派遣労働者を就業させる理由」

③ボーナスや交通費が出ない場合がある

派遣先によっては、ボーナスや交通費が出ない場合があります。

定められている賃金に、ボーナスや交通費が含まれている場合があるからです。アルバイトやパートより時給が高いのはそのためです。

ですが、ボーナス時期に周りの人が賞与を支給されているのを見ると、辛く感じてしまいます。

また、ボーナスをもらっている人より仕事量が多かったり重労働だったりすると、理不尽に感じる場合もあるでしょう。話の流れで自分だけ交通費が出ないと知ったときも、辛さが身に染みます。

2020年に改正された労働基準法の「同一労働同一賃金」制度で、派遣にボーナスや交通費を支給する企業が出てきました。

しかし、企業の方針により異なるため、派遣全員に該当するわけではありません。

そのため、支給されない企業で働く派遣社員は、ボーナスや交通費が出ないと気分が沈んだり、辛く感じたりします。

④正社員と同じ仕事をしていても待遇が違う

正社員と同じ仕事をしていても、待遇が異なるのを目の当たりにしたとき、辛いと感じる人もいるでしょう。

たとえば、正社員は1人1つのロッカーを支給されますが、派遣は数人で1つのロッカーを使用する場合があります。

まれに1人でロッカーを使用できた場合でも、ロッカーサイズが極端に小さく、正社員とは使える備品に差がある派遣先もあるのが現状です。

ただし、派遣が正社員と同等の仕事内容や人事異動などの責務を担っている場合は、正社員と同じ待遇が受けられる可能性があります。先ほど紹介した「同一労働同一賃金」制度ができたからです。

しかし、正社員と同等の待遇が受けられる派遣先均等・均衡方式を取っている企業は少ないため、待遇の違いを実感している人は多いでしょう。

⑤3年契約で将来が不安

派遣をしていると「契約終了後、次の仕事先が見つからなかったらどうしよう……」と将来不安に感じる人もいるでしょう。

派遣社員が同じ部署や事業所で働ける期間は、最長3年。2015年9月に改正された労働者派遣法で定められています。

ただし、同じ事業所内で部署異動をしたり派遣会社と無期雇用契約を行ったりすれば、同じ事業所で3年以上働けます。

とはいえ、基本的には最長3年で派遣先の仕事は終了。次の派遣先が見つかるまで仕事はありません。

派遣の3年ルールについては当サイトの別記事で詳しく解説しています。
派遣の3年ルールとは?安定して勤める抜け道も含めわかりやすく解説

時給制の派遣は、自分の都合に合わせたり仕事が選べたりするのがメリットですが、希望する職種や派遣先が見つからず、先行き不安になるデメリットもあります。

参考:厚生労働省「派遣先の皆様へ」

派遣社員が辛い場合の対処法5つ

派遣が辛い場合の対処法5つ

派遣社員が辛いと、ときには逃げ出したくなるときもあるでしょう。

ですが、以下5つの対処法を試すと辛さが軽減したり改善したりする場合があります。

  1. 派遣会社に相談する
  2. 紹介予定派遣を利用する
  3. 資格を取得する
  4. 正社員の道も考える
  5. 使用する派遣会社を変える

自分に合う対処法が見つかれば、心が軽くなるのでぜひ試してみてください。

①派遣会社に相談する

仕事で気になることがあれば、派遣会社の担当者に相談しましょう。辛いと感じたときは自分の胸だけにしまっておかず、派遣会社に間に入ってもらうのがおすすめです。

本来、請け負わない仕事を依頼されて断りづらかったり、仕事をしていて気になったりすることがあっても、派遣先に直談判してはいけません。

派遣会社を通すと双方の面目が保たれるだけでなく、業務改善に繋がりやすくなります。

また、受けられない仕事は派遣会社を通して断ってもらえば角が立たないため、矢面に立たされることもありません。

普段、派遣会社の担当者と密に連絡を取っていなくても大丈夫です。「連絡がないのは元気な証」と思っている担当者もいるため、困っている事情を伝えれば親身になって相談に乗ってくれます。

業務改善の手助けをしてくれたり別の派遣先を探してくれたりするキッカケが作れるため、仕事で辛い場合は派遣会社に相談してみましょう。

②紹介予定派遣を利用する

3ヶ月や6ヶ月など短い期間で派遣先を変えるのが辛い場合、紹介予定派遣を利用する方法もあります。

紹介予定派遣とは、派遣先で6ヶ月使用期間として働き「このまま継続して仕事をして欲しい」と打診があったときに、派遣先に直接雇用してもらえる制度です。

ですが、紹介予定派遣は必ず直接雇用してもらえる保証はありません。働きぶりやコミュニケーション能力、性格などを加味して、派遣先が「直接雇用したい」と考えた場合にはじめて機能する紹介制度です。

直接雇用とは、派遣会社を通さず企業に雇ってもらえるもの。正社員になれる場合もあれば、企業側の契約社員として雇用される場合もあります。

そのため、派遣先が直接雇用を申し出ても、契約内容に妥協できない部分があれば断りを入れても問題ないことを覚えておきましょう。

妥協できない雇用形態になる可能性はあるものの、紹介予定派遣を利用すると初めから正社員として仕事を探すより自分に合う職場か事前にチェックできるメリットがあります。

また、自分で仕事を探す労力も省けます。

ビッグアビリティでは、短期の派遣だけでなく紹介予定派遣も行っています。登録前でも紹介予定派遣先の仕事内容や時給などをチェックできるので、ぜひ確認してみてください。

③資格を取得する

派遣が辛いと感じた場合は、ほかのことに集中すると辛さが軽減しやすくなります。

たとえば、資格取得に向けて勉強するのもよいでしょう。勉強に集中している間は辛いできごとを思い出す時間も減るため、辛さが軽減されやすくなります。

また、次の仕事に活かせる資格であればスキルアップにも繋がり、一石二鳥です。

スキルアップするための資格講座やスクールを個人で探すのも良いですが、派遣会社によっては資格の勉強に役立つスクールを優待価格で利用できる場合もあります。

ただし、資格内容やスクールは派遣会社によって異なるので注意しましょう。

ビッグアビリティでは、ITやWeb系のPCスキル、社労士、簿記、英会話レッスンなどの資格が取得できるスクールを優待価格で受講できる環境を用意しています。

登録していなくても内容を確認できるので、気になる資格やスクールがあるか一度覗いてみるとよいでしょう。

④正社員の道も考える

派遣が辛い理由が正社員との格差や仕事内容、給与面などであれば、正社員になるのも視野に入れましょう。

派遣に固執せず辛い環境から打破できればいい場合は、正社員になる方法もあります。

ただし、働くスタイルを変えたくない人は、無理に正社員になると今以上に辛くなる可能性もあるので注意が必要です。

ビッグアビリティでは、先ほども紹介した一定期間働くと「正社員」を目指せる紹介予定派遣も行っています。そのため、正社員になりたい場合も柔軟に対応しやすいです。働きながら正社員を目指せるのでおすすめです。

資格取得ができるスクールを優待価格で利用できるメリットもあります。派遣はシフト制で時間に融通が利く場合があるので、資格取得がしやすい一面があります。

自分のキャリアを考えた上で働き方を選択しましょう。

⑤使用する派遣会社を変える

自分に合わない派遣会社もあるため、複数の派遣会社に登録して視野を広げる方法もあります。

定期的に仕事先が変わる派遣は、派遣会社と密に接することが必要です。

そのため、派遣会社の考え方や仕事内容などが自分に合わない場合は、登録先を変えると辛い環境から抜け出せることがあります。

「派遣会社は1社だけしか登録してはいけない」と言う決まりはありません。

別の派遣会社に登録して、会社の雰囲気や仕事内容などを比較してから使用する派遣会社を変更するのも良いでしょう。

ビッグアビリティは専任の担当者があなたの希望に合う仕事を紹介するだけでなく、保険や年次有給休暇、健康診断などの福利厚生も充実しています。

仕事が辛いと感じている場合は、別の派遣会社に登録してあらたな出会いを試してみるのも良いでしょう。

派遣が辛い場合は休職や退職も視野に入れる

派遣が辛い場合は休職や退職も視野に入れる

派遣が辛い場合の対処法で解決できない場合は、休職や退職も視野に入れましょう。

派遣の場合、基本的に契約期間中は退職できません。

ですが、民法628条にあるように病気や体調不良など、やむを得ない理由があれば契約期間内でも退職できる場合があります。

参考:日本労働組合総連合会「労働相談Q&A|22.退職の自由」

退職を希望する場合、1ヶ月前には申請をするのが良いとされています。あらたな人員を確保したり引き継ぎしたりする時間が必要だからです。

とはいえ、正確な申請時期は派遣会社により異なるため、規約を確認して提示された期間内に申請を行いましょう。

派遣会社によっては、1ヶ月前に申請してもなかなか次の人員が見つからない場合があります。

その場合、無断欠勤をして強制的に仕事を辞めたくなるかもしれません。

ですが、現時点の派遣会社との契約が続けられなくなるだけでなく、今後の仕事探しにも支障をきたしてしまいます。

そのため、なるべく双方に不利益が生じない方法で辞められるよう進めていきましょう。

まとめ:派遣が辛い場合は解決策を探してストレスのない生活を送ろう

まとめ:派遣が辛い場合は解決策を探してストレスのない生活を送ろう

派遣が辛い場合は、身体的にも精神的にも滅入ってしまう場合があります。

その場合は、辛さを我慢するのではなく、まずは5つの対処法を試してみてください。自分に合う解決策が分かり、辛さを軽減したり回避できたりする糸口が見つかるでしょう。

ビッグアビリティは、派遣が辛い場合の対処法をすべて賄える人材派遣会社です。

派遣会社は複数登録しても問題ないため、ビッグアビリティの無料登録予約をしてみてください。ほかの派遣会社や担当者の雰囲気などを知るいい機会です。

辛い環境から抜け出せると仕事や私生活にやりがいや楽しさを見いだせるようになり、色あせた日常に光を取り戻せるでしょう。

関連記事一覧

閉じる
無料会員登録 無料会員登録