派遣社員が初めての人必見!仕事までの流れや良い派遣会社の見分け方を紹介
派遣社員で働いてみたくても、「何からどう始めればいいか分からない」とつまずいてしまう人も多いのではないでしょうか?
現に派遣雇用は、就業先の企業と直接やりとりをする正社員雇用と違い、派遣会社を介するため手順が多く、慣れるまでは不安を感じるかもしれません。
この記事では、派遣社員として仕事をするまでの流れや良い派遣会社、悪い派遣会社それぞれの特徴などをまとめています。
「初めての派遣社員はよく分からなくて不安」「派遣社員として働いてみたいけど何から始めればいい?」と感じている人は、ぜひ最後まで目を通してみてください。
目次
派遣社員と正社員の違いとは?
派遣社員と正社員の大きな違いは、いくつかあります。
具体的には以下の点において違いがありますので、確認しておいてください。
派遣社員と正社員の違い | ||
派遣社員 | 正社員 | |
---|---|---|
雇用主 | 派遣会社 | 勤務先の企業 |
給与形態 | 時給制 | 月給制 |
勤務時間・休日 | 契約による | 固定、週休2日制 |
契約期間 | 有期雇用 | 無期雇用 |
仕事内容 | 契約時に指定された業務 | 雑務を含め幅広い業務 |
福利厚生 | 派遣会社の福利厚生 | 勤務先の福利厚生 |
派遣社員として仕事するまでの流れ
派遣社員として仕事をするまでの流れは、以下の通りです。
- 派遣会社に登録する
- 仕事の紹介
- 派遣先企業で仕事スタート
それぞれ詳しく解説していきます。
派遣会社に登録する
まずは派遣会社に登録をします。
登録は直接派遣会社を訪問して行うこともあれば、電話やメール、オンライン面談などを利用する場合もあります。
登録には、個人情報や希望する勤務先の条件、職務経験、保有資格、スキルなどを提示する必要があります。
伝えておきたいことは前もって準備しておくと、当日スムーズに登録しやすくなります。
仕事の紹介
希望条件に合った仕事があれば、派遣会社から紹介されます。
紹介してもらえる企業の数に上限はないため、選択肢を広げて探したいならできるだけ多くの提案を受けるとよいでしょう。
その後、派遣会社内で選考が行われ、他の応募者がいる場合は派遣先の希望により近い登録者が選ばれます。
無事に派遣会社での選考を通過すると、派遣先企業への職場見学や企業担当者と面談を行います。
業務内容や待遇面で疑問点があれば、この時に聞いておくとよいでしょう。
派遣先企業で仕事スタート
職場見学後、派遣先企業と登録者双方の合意が得られれば就業が正式に決定します。入社日から派遣先で仕事がスタートします。
一般的に就業決定から入社日までは、約1週間の準備期間があると思っておいてください。
その間に勤務先で必要な物を揃えたり、業務にかかわる知識やスキルの確認をしたりして、事前準備を行うとよいでしょう。
派遣社員を初めてする際の注意点
初めて派遣社員を利用するなら、気をつけておきたい注意点も確認しておきたいところです。
ここでは、3つの注意点を紹介していきます。
- 自分が働きたい条件を大まかに決めておく
- 遅刻やキャンセルは厳禁
- 服装や髪型は清潔にしておく
ぜひ参考にしてください。
自分が働きたい条件を大まかに決めておく
派遣社員として働きたいと考える人は、「週○日勤務がいい」「残業がない職場がいい」といった条件面で探すことが多いのではないでしょうか。
その場合、これだけは譲れないという条件を大まかに決めておくと、仕事探しがよりスムーズに進められます。
できれば派遣会社と面談をする前に条件を洗い出して、より効率的に担当者と話ができるよう準備しておきましょう。
遅刻やキャンセルは厳禁
派遣会社へ登録・面談派遣先企業への職場見学・面談に行く際は、社会人として最低限のマナーを必ず守るようにしましょう。
例えば、当日の遅刻やキャンセルは、時間を確保していた派遣会社や派遣先企業にとって大きな損失となります。
日にちを変更してもらうこともできますが、相手からの印象は悪くなるはずです。現在、就業中で忙しい場合は、余裕を持ってスケジュール調整を行うとよいでしょう。
やむを得ない理由で、遅刻やキャンセルをする場合は、早めに連絡をしましょう。
服装や髪型は清潔にしておく
初めて会う相手でも良い印象を持ってもらえるよう、服装や髪型は清潔感を重視しましょう。
派遣会社や派遣先企業によっては服装や髪型の規定がない場合もありますが、同じ経歴で同じスキルを持った希望者がいた場合、選ばれるのは恐らく清潔感のある人です。
どんな服装がいいか迷ったら、スーツかジャケットを着用して行けば失敗しません。
良い派遣会社の特徴とは?
初めて派遣社員として働くなら、良い派遣会社を選んで希望に合った就業先を紹介してもらうことが大切です。
ここでは、良い派遣会社の特徴を紹介します。
- 優良派遣事業者認定制度の認定を受けている
- 高待遇な求人案件が多い
- 福利厚生が充実している
この機会に覚えておきましょう。
優良派遣事業者認定制度の認定を受けている
派遣会社が優良派遣事業者認定制度の認定を受けているか確認しましょう。
優良派遣事業者制度とは 法令を遵守しているだけでなく、派遣社員のキャリア形成支援やより良い労働環境の確保、派遣先でのトラブル予防など、派遣社員と派遣先の双方に安心できるサービスを提供できているかどうかについて、一定の基準を満たした派遣事業者を「優良派遣事業者」として認定する制度のことです。
引用:優良派遣事業者認定制度公式サイト「制度概要」
優良派遣事業者認定を受けるためには、いくつかの規定基準をクリアしなければいけません。
つまり厳しい基準を通過して認定を受けた派遣会社は、初めて派遣を利用する人でも安心してお仕事探しを任せられると言えるでしょう。
高待遇な求人案件が多い
良い派遣会社かどうかを見抜く時、求人数だけで判断してはいけません。
なぜならどれだけ多くの求人数を保有していても、劣悪な職場環境や待遇では魅力的な求人とは言えないからです。
それよりも、高待遇な求人案件が多いかどうかを確認するようにしましょう。待遇面が良い求人案件を持っている派遣会社は、派遣先企業からの信頼も厚い証拠です。
福利厚生が充実している
良い派遣会社には、働きやすさをサポートしてくれる福利厚生が充実しています。
例えば社会保険や雇用保険、有給休暇といった基本的な制度に加えて、健康診断の実施や各種優待、割引などがあります。
他にも、キャリアアップに必要な資格取得支援をサポートしてくれる派遣会社もあります。
福利厚生が充実した派遣会社を選ぶようにしましょう。
悪い派遣会社の特徴とは?
良い派遣会社とは反対に、悪い派遣会社というのも存在します。
ここでは悪い派遣会社の特徴を紹介します。
- 厚生労働省の認可を受けていない
- 求人をなかなか紹介してもらえない
- 担当者が信頼できない
条件に当てはまる会社には注意しましょう。
厚生労働省の認可を受けていない
派遣事業を行うためには、開業時に厚生労働省の認可を受ける必要があります。認可を受けると許可証と許可番号が振り分けられないので、公式サイトなどで確認しましょう。
認可の証明を提示できない派遣会社は、無許可で営業しているブラック企業と言えます。
派遣会社を選ぶ際は、認可を正式に受けているかどうかを判断するようにしましょう。
求人をなかなか紹介してもらえない
派遣会社へ登録したら、基本的に当日もしくは数日以内に担当者から求人紹介の連絡があるものです。
しかし、一向に求人が紹介してもらえない場合、派遣会社に求人案件がそもそも少ないか担当者が業務を進めていない可能性が考えられます。
どちらにせよ、派遣会社の運営自体に問題があると言えるため、早めに派遣会社を変えてお仕事探しをした方がよいでしょう。
担当者が信頼できない
「担当者が連絡をくれない」「質問しても返答がない」など、担当者への不信感がある場合は派遣会社を変えた方がよいかもしれません。
派遣会社の担当者には相性の良し悪しがあり、優れた経歴の持ち主でも自分とは合わないこともあります。
その場合無理して相手に合わせる必要はなく、可能であれば担当者変更を申し出ても大丈夫です。
信頼できる担当者を見つけて、効率よく仕事探しを進めましょう。
派遣の初日のポイントは?
派遣社員として働くことになったら、初日の言動で気をつけたいポイントがいくつかあります。中でも以下の2つは重要です。
- 明るく元気よく振る舞い良い第一印象を与える
- 疑問点や不安な点は積極的に質問する
それぞれ解説していきます。
明るく元気よく振る舞い良い第一印象を与える
新しい職場では、自分を含め周りの人も「この人はどんな人なんだろう?」と緊張するものです。
これから先、良好な人間関係を築いていくためにも、第一印象の良さを意識して行動するようにしましょう。
挨拶は明るく元気よく、受け答えはハキハキとしっかりと行うようにすることが大切です。
「自分は正社員じゃなく派遣社員だから」と雇用形態で判断するのではなく、会社の一員としての自覚を持てるとよいでしょう。
疑問点や不安な点は積極的に質問する
入社したばかりで慣れないうちは、疑問点や不安なことが多いものです。
周りの環境に馴染めないと「これくらいいいか」と疑問を放置しがちですが、それではいつか失敗に繋がりかねませんし、他の人に迷惑をかける可能性もあります。
疑問点が出てきた時は自分の成長の機会と考えて、先輩や上司に積極的に質問するようにしましょう。
また、質問することで、相手から「この人は意欲的だ」と認知してもらえるので、さまざまな仕事を任せてもらえるはずです。
初めての派遣でよくある疑問
ここでは、初めての派遣でよくある疑問をまとめました。
- 年齢制限はあるの?
- 派遣登録の時に必要なものは?
- 派遣登録だけしてもよい?
- 担当者にはどんなことを相談すればいい?
「これってどうなの?」と疑問に思うことがあれば、事前に確認しておくとよいでしょう。
年齢制限はあるの?
派遣社員になるのに年齢制限はなく、どの年齢の人でも就業が可能です。
現に、厚生労働省が平成19年10月から年齢制限の禁止を義務化しています。
参考:厚生労働省「募集・採用における年齢制限禁止について」
年齢に関係なく資格やスキル、経験を活かした働き方ができますので、気になる求人があればどんどん応募してみましょう。
派遣と年齢制限については、以下の記事で詳しく解説しています。
派遣社員の年齢制限は違反?40代・50代が不採用にならないコツや対策を解説
派遣登録の時に必要なものは?
派遣登録の際必要なものは、以下になります。
- 身分証明書
- 証明写真(顔写真)
- 通帳またはキャッシュカード
- 印鑑
- マイナンバー
- 職務経歴書
身分証明書は、運転免許証やパスポート、健康保険証、住民票などが有効です。
また、本人確認をする際、一緒に証明写真が必要な場合は、事前に撮影しておきましょう。
通帳またはキャッシュカードは、給与口座の登録に必要です。
印鑑は、来社登録の際に契約書に捺印するために使います。
職務経歴書についてはWeb登録でもできる場合がほとんどです。
派遣登録だけしてもよい?
派遣会社に登録したからといって、必ずしもすぐに仕事を紹介してもらう必要はありません。
現在就業中や入社日がまだ未定の場合といった場合は、とりあえず登録しておくだけでも大丈夫です。
担当者にはどんなことを相談すればいい?
派遣会社の担当者は、最新の就職情報や業界知識、転職ノウハウを多く保有しています。
派遣社員として働くことに関する疑問があるなら、遠慮せずまずは相談するとよいです。
例えば「就業先の人間関係ってどうなの?」「長く働けば時給アップの可能性もある?」など、聞きづらいことでもどんどん質問してみてください。
就業中に出てきた疑問点で自分から就業先に直接聞けない時は、担当者に代わりに聞いてもらうとよいでしょう。
まとめ:初めての派遣は安心して利用できる派遣会社に任せよう
初めて派遣会社を利用する際は、さまざまな疑問や不安を感じるはずです。
だからこそ、信頼して任せられる派遣会社を選ぶことが何より重要と言えるでしょう。
良い派遣会社の特徴は、以下の通りです。
- 優良派遣事業者認定制度を受けている
- 高待遇な求人案件が多い
- 福利厚生が充実している
「ビッグアビリティ」は、優良派遣事業者認定を受けています。
さらに、都内を中心に好条件の求人案件を多数そろえています。経験豊富な担当者が丁寧に対応するので、派遣社員が初めてでも安心して利用しやすいです。
また、福利厚生も充実しています。
- 勤務開始から6ヵ月で取得できる「年次有給休暇」
- 無料で受けられる「健康診断」
- 研修が無料、資格講座が割引になる「スキルアップサポート」
- 手厚い保証がある全国健康保険協会「協会けんぽ」に加入
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